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最近流行りのリカバリーウエアについて調べてみた
はじめに
最近リカバリーウエアというものが流行っている。こういう流行り物というのは結構適当なことを言っているので、僕なりに調べてみた。意味があるのかないのか。
ワークマンのリカバリーウエアには武井壮さんが起用されている。僕はかなりの武井壮推しではあるのだが、果たして武井壮さんが推せるほどのものなのだろうか。おそらくあの人のことだから自分が使ってみて体感が良かったというのはあると思う。しかし、科学的根拠とはまた別問題だ。あくまで科学的根拠があればいいというものでもないし、科学的根拠が現段階ではわかっていないということもあるので、科学的根拠がなければ効果がないということではないが、商品として売る場合は非常に重要になる。
あくまで僕個人が調べたレベルなので、完璧とは言わないが、一応チェックはした。
科学的根拠
リカバリーウエアの効果
様々な会社が出しているのだが、各社言っていることは、基本的には一つだ。
・遠赤外線〔以下FIR〕効果で血行が促進され疲労が回復する
これに尽きる。これの効果によって疲労物質が代謝されるということになっている。
さて、まずこれのツッコミポイントとしては大きく二つ
・FIRに血行を促進する効果があるのか?
・それは衣類に練り込まれている鉱石だけで出力が足りるのか?
というところだ。
遠赤外線〔FIR〕の効果
血行促進
FIRが血行を促進する。これは間違いなさそうだ。医療用のサウナやランプなどで温めたところには効果があり、透析患者のシャントの血流改善や、血管内皮機能改善効果があるということは論文的にも認められている。
ただ、これは強いFIRを長時間局所に当てた時に効果があるという内容だ。さぁ雲行きが怪しくなってきた。
衣類ではどうだろうか。衣類ではランダム化比較試験はほぼ皆無。あるのは小規模試験、プラセボ対照不十分、企業による資金提供のある論文のみだ。何ならFIR衣類による疲労回復効果はエビデンス不十分というシステマテックレビュー論文があるぐらいだ。
マイナスなことばかり言ってしまっているが、論文によっては被験者の主観ではあるが、良くなったとするものもある。ただ、それでも筋力などに数値的な差は出ていない。
血行促進に必要なエネルギーは?
FIRランプなどで使われているエネルギー量は、数mW/cm^2なのだが、衣類に練り込まれたセラミックからはμW/cm^2なのだ。おやおや?単位を見る限り数1000分の1のエネルギーとなる。このエネルギー量で血行促進はされるのだろうか?
あくまで僕が調べた限りだが、このエネルギー量では血行促進効果などの生体反応に有意差は認めない。むしろ検出に限界のラインぐらいの感じだ。
つまり、もう一つのツッコミポイントであった「それは衣類に練り込まれている鉱石だけで出力が足りるのか?」は足りないが答えということだ。
じゃあリカバリーウエア意味ないやんけということになってしまうのだが、まだ可能性を感じている部分がある。それは着圧だ。一般医療機器として扱えるとは関係ない部分ではあるのだが、着圧に関しては回復量を上げる可能性があるとされている。
僕が調べた限りだが、10-20mHgの圧力を加えると静脈還流や浮腫軽減が起きる可能性がある。あくまで可能性で有意差があるほどではない。それによってワンチャン疲労回復や筋修復が促されないかな?と思っている。客観的なデータではないものの主観的には楽になったというデータはある。プラセボの排除が仕切れない論文なので主観でよくなったは科学的に根拠はないが、本人が良くなったならそれはそれでいいかなとは思う。ただ、それはそれを謳って商品にしていい内容ではない。
結論
リカバリーウエアは基本意味ない。自分がいいと思うものがいい。
それがリカバリーウエアかもしれないし、シルクの寝巻きかもしれないし、Tシャツ半パンということになる。
しいて可能性があるとするならば、全身満遍なく緩く着圧のあるものがいいかもしれないぐらいだ。
おわりに
割となんでもそうなのだが、あくまで企業がブームを作って売れるようにしているだけで、科学的根拠なんてこんなもんだ。企業のマーケティングの問題なのだ。皆さんも企業に操られて意味なく高いものを買うのではなく、自分が思ういいものを買ったらいいという結論ではないでしょうか。
武井壮さん、櫻井翔さん、大泉洋さんなどが各社リカバリーウエアのCMをしているのに否定するような内容ですみません。どのタレントさんも大好きです。武井壮さんはスポーツ理論も素晴らしいですし、櫻井翔さんは国民的アイドルの嵐でとあるテレビ番組では親戚の子が関わったことあるようですし、大泉洋さんはどうでしょうの頃からずっと見てます。サイコロの旅は何回見たかわかりません。
ファンだから買うでもいいとも思います。ただ、科学的根拠はほぼないと断言してもいい商品ということです。イメージとしてはトクホぐらいの感じですかね。皆さんも科学的根拠や一次ソースをしっかり調べましょう。