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フェンシング🤺太田陽詩選手をサポート
はじめに
先日、ECOWIN(エコウィン)というインソールのメーカーに行ってきました。共通の知人がいて僕を知ってくださったらしく、一度クリニックの方にも来ていただきました。今度は僕が工房の方に行く番ということで、行きました。
有名選手のサインがたくさん並んでいました。阪神の大山悠輔選手や糸原健斗選手、現役時代の藤川球児監督や、フェンシングの太田雄貴さんや、パリで金メダル🥇を獲った飯村一輝選手などのサインがあった。

工房に行きました
西宮にあるのですが、社長の坂尻さんは本当に職人という感じでした。専門的に突き詰めてる職人仕事が好きな僕としては垂涎ものですが、そういった変態性は一旦沈めて、少しお話しをしました。立つや歩くというのを突き詰めておられる方なので、足しになったらいいなと思い、歩行様式による哺乳類の分類の話をしました。
興味を持ってもらって(ヨイショされてなければ😅)、踵の重要性について話をしました。
そこでそれぞれの思いやできることできないこと、知識の擦り合わせなどを行いました。
素敵な出会い
ファーストコンタクト
この日に工房に訪れるのは1ヶ月前から決まっていたのですが、数日前にインソールを調整してほしいという連絡があったそうです。それが太田陽詩選手(苗字は同じですが親戚ではありません)でした。坂尻さんに「一緒に見てもらえませんか?」と言われたので参加したのですが、フェンシングのエペ(全身どこを突いてもいい)部門でジュニアランキング1位だそうです。
多分、普通に見たらただのかわいい大学生なのですが、その動きはやはり洗練されていた🤺
ただ、ファーストコンタクトの時に僕の目を引いたのは太田選手の母親だ。一緒に来られていたが、体格や身のこなしが明らかにスポーツをかなりやっていたひとの身のこなしだった。
僕は聞く。
僕「お母さん何かスポーツされてましたか?」
(太田選手)母「テニスを少し」
僕「国体はいけるぐらいのレベルだったでしょ?」
母「そうですね」
僕の知人である某有名トレーナーが言っていた。
「(様々なスポーツの)プロ選手のお母さんは国体ぐらい行っているレベルのひとが多い」
もう本当にそのままの感じだった。
調整
坂尻さんが聞く「動いてみてどこか違和感とかありますか?」
太田選手「左の股関節が突っ張る感じがあります」
僕「腰の動きが悪いって僕も空手をしていた時によく言われたんですが、わかったことは腰の動きが悪いのは腰が悪いんじゃなくて、膝とか足首が柔らかく使えていないことが原因です。見た感じ足首固くないですか?足を閉じてしゃがめますか?」
太田選手「できません」
母「嘘!私でもできるのに」
僕「お母さんはアスリートレベル高いので、、、少し触っていいかな」
僕は足首の調整をした。そうすると
太田選手「動きやすいです」
ということで、僕の調整でかなり腰の張りがとれた。省略している部分もあるが、実際太田選手は「前には出やすいが、後ろには下がりにくい」という意見も出しており、これも腰と同じ左足の足首の動きが悪いことに起因していた。
それも調整で良くなったのだ。もはや歯科医師とはなんなのかというところだが、実際良くなったと太田選手から申告があった。
そして、今度は前足の膝に少し痛みを感じるということだったので、坂尻さんが2mmほど上げましょうかと前足のインソールを上げたところ痛みが取れていた。逆にそこは僕だともっと時間がかかっていただろう。
太田選手を中心にセッションをしているような治療で本当に気分が良かった。僕がしたい治療はこういった治療だと思った。一般的な歯科治療という部分を超えて、『ヒトというものに向き合う』これがしたかったのだ。
おわりに
もちろん僕は歯科医師なので、足首をイジっているばかりではない。たまたま太田選手の動きが悪いところが足首だっただけで腰でも首でも触るときは触る。あくまで専門は歯や顎関節だ。
もし他にできることがあるとするならば、首と腰の安定がもう少しあった方がいいと思ったので、マウスガードで首の固定はもう少しできるのではないかと考えている。体幹が安定すると四肢の反射反応などが良くなることがわかっているからだ。
自分の技術を総動員して良いものを作る。
これが自分のしたいことだなと思った次第です。
太田陽詩選手笑顔の素敵な選手で、話をした感じもすごくいいひとに思いました。僕も応援していきたいと思いますし、是非みなさんも応援してあげてください📣
