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霜降り明星を歯科のキャンペーンに❗️
はじめに
皆さんは霜降り明星という漫才コンビをご存知だろうか?関西圏では知らないひとはいないぐらいかもしれない。2018年のM-1のチャンピオンだ。ボケの粗品さんとツッコミのせいやさんのコンビで、僕は高校生の頃から粗品さんを知っている。寝巻きみたいな衣装でフリップ芸をしていた。その後、初期のルパンの格好をしていたこともあったが、いつの頃からかせいやさんと組み霜降り明星となった。
最近は粗品さんの毒舌で評価が二分されているが、昔から見ている僕としては粗品さんは昔からそういうひとだ。今に始まったことではない。それはいいとして、そんな二人が自身のYouTubeで歯科に関する動画をあげていたので紹介する。
霜降りチューブにて
最初は粗品さん
今年の1月ぐらいだったか、粗品さんがYouTubeで歯科医院に行ったら「虫歯が18本あると言われた。」みたいな動画が上がった。その後、親知らずを抜くとか、ずっと痛いとか怖いとかしばらく歯科に関する話題が話の間に間に取り上げられていた。抜いた後の痛みはずっとおっしゃっていて、1度抜いてからの次に抜くときは抜いた後の痛みを知っているから後の方が怖いとおっしゃっていた。
僕は一応、口腔外科出身で親知らずを抜く部署にいたが、どんな名医が抜いても痛みが出ることがある。抜く歯をいくら削ろうが割ろうが問題ないのだが、歯を出すために顎の骨を削らなければいけないタイミングがある。その時にどうしても痛みが残ることがある。これは固いものの(顎の骨)中に固いもの(歯)が入っていているので物理的に仕方のないことがある。
次にせいやさん
せいやさんは「人生で31年歯医者にいったことない。」とのことで、「人生31年間、歯医者行ってない人間の歯、どんな状態やったのかというと、後親知らずも診てもらいました。これが、虫歯、、、ゼロでした!」とのこと。親知らずも真っ直ぐ生えているとのことで、これは素晴らしいことだ。しかし、注意点もある。歯石がびっしりついていたとのことだ。
これは「子どもの時は健康優良児で虫歯がなかったのに、、、」と年をとってから歯を失ったひとがよく言うやつだ。これには理由がある。
虫歯と歯周病
虫歯と歯周病はあくまで大体なのだが、虫歯になりにくいと歯周病になりやすく、歯周病になりにくいと虫歯になりやすい傾向がある。これには理由があり、唾液に含まれるリン酸カルシウムによるのだ。リン酸カルシウムは虫歯予防のための再石灰化に重要な成分でもあるが、歯周病の原因になる歯石も作りやすくなってしまうという成分でもあるからだ。
ただ、稀に虫歯にも歯周病にもなりにくいひと、虫歯にも歯周病にもなりやすいひとというのもいる。虫歯にも歯周病にもなりにくいひとの唾液から分離されたのがL8020乳酸菌だ。当院ではこの商品を推している。

一般的なマウスウォッシュや歯磨剤のように殺菌するわけではなく、普通に歯を磨いた後に無害な乳酸菌を増やしてしまおうという作戦だ。口には細菌がいっぱいいるのだが、口の中にいれる数には限界がある。歯ブラシをした後、口の中の細菌数が減っている時にL8020乳酸菌を入れてしまうのだ。
おわりに
僕はお笑いが好きなので霜降り明星さんが歯科のことを勧めてくれるのは非常に嬉しい。是非ともキャンペーンを打ってほしいのだが、確かミルクボーイさんが歯科医師会のポスターをしていたような気もします。あれが大阪の歯科医師会なのか日本の歯科医師会なのか。
どうあれそもそも予防できるのが一番いいと考えている。
当院のコンセプトは「自分の子どもに歯科治療のいらない人生をギフトしませんか?」だ。
みなさんも自分の歯で人生を楽しんでほしいと思う。インプラント非常に優秀な治療法です。当院でも欠損補綴(歯がないところに歯を入れること)の第一選択だと考えています。しかし、いくら良くても自分の歯の機能は超えません。あくまで自分の歯を大切にしていただくというのが一番かと思います。
参考
霜降りチューブ